経済

株安について

最近、中国の株価が値下がりしだしたとのことで、これは、中国のバブル崩壊の兆しかもしれない。もし仮にそうだとすると、最悪のシナリオ、つまり、以前から私が危惧しているリーマン・ショックの再来となるかもしれない。 しかし、実はそれほど心配しなくて…

社会起業家 を読んで

社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書)作者: 斎藤槙出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/07/21メディア: 新書購入: 6人 クリック: 36回この商品を含むブログ (39件) を見る社会起業家についてわかりやすく書かれていたと思う。これ関連の本…

No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい為替の本を読んで

No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい為替の本作者: 上野泰也出版社/メーカー: かんき出版発売日: 2009/12/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (6件) を見るわかりやすかったとは思う。 為替の値動きに…

株とは何か 市場・投資・企業を読み解く を読んで

株とは何か 市場・投資・企業を読み解く (講談社選書メチエ)作者: 山本昌弘出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/06/10メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 4回この商品を含むブログを見る良い本であったと思う。 特に私がいいなぁと思ったのは、株…

会計思考力を読んで

会計思考力作者: 松尾泰出版社/メーカー: 産業能率大学出版部発売日: 2012/08/31メディア: 新書この商品を含むブログを見るとても分かりやすかったし、内容や構成としてもとても良い本と思う。 NECのWISDOMというサイトに連載していたコラムと、それに寄せら…

物語 現代経済学―多様な経済思想の世界へを読んで

物語 現代経済学―多様な経済思想の世界へ (中公新書)作者: 根井雅弘出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/07/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (10件) を見る良い本であったと思う。 経済学者は馬鹿が多い(バカの語源は…

現代の金融入門を読んで

現代の金融入門新版 (ちくま新書) [ 池尾和人 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 928円金融について、全体が網羅的に書かれていたと思う。思うというのは、私は金融の概括を全て知っているわけでは…

会社法入門を読んで

会社法入門 (岩波新書)作者: 神田秀樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/04/20メディア: 新書購入: 5人 クリック: 30回この商品を含むブログ (80件) を見る会社法について網羅的にわりと詳しく書かれていたと思う。 もっとも、会社法の全体像をわかって…

逆行共産主義化する日本

日本は、現在、「逆行共産主義化」とでも言える状況になっているのではないか。 取り敢えず、「共産主義」が何であったかについてだけ、私の理解する範囲で簡単に説明したいと思う。 共産主義とは、マルクスとエンゲルスによって、フランスやドイツを中心に…

優良企業とは一体なんぞや

と思われる事件が起きた。ハローワークで職業相談をしたら、担当の人が、話の流れで、S市周辺の「優良企業ガイドブック(新卒者向け)」みたいなものを持ちだして来たのが話の発端である。そのパンフレットは、厚さにして五ミリくらい、全ページがカラーの豪…

新富裕層について

今日、八重の桜を見たあと、新富裕層と国家という番組がやっていたので見た。 一言で言うと、彼ら(国家を捨てる新富裕層)は狂っている。 番組の内容を簡単にまとめると、 時代の流れ(主にアメリカが作り出したものらしい、つまり、レーガンやブッシュによ…

社外取締役を読んで

社外取締役―企業経営から企業統治へ (中公新書)作者: 大橋敬三出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2000/11メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る面白かった。 どういった点が面白かったかというと、特に具体例をあげているとこ…

日本の企業形態は間接民主制の封建制度

本来なら、ここで企業とは何か、とか、本来誰の所有物であるのか?ということについても詳しい論考をしないとならないのだけど、それは別の機会に譲ろうと思う。(簡単に説明すると、1.企業とは、利益追求法人(法人とは生身の人でないけれど人の人格を法律…

ブラック企業のア○社長は単なるバ○

人を見下す言葉であるアホとバカの語源をご存じでしょうか? アホもバカも、中国の秦の始皇帝と関係があります。 始皇帝は、秦が中華統一を果たすと、自分の威厳を世に知らしめたいと思いました。そして、戦争で疲れきっていて、もう休みたいばっかりの農民…

史記を読んでいて9(市場経済と人との関係について)

史記を読んでいて、管仲のこのせりふを読んだ時に、少し不思議に思った。 「米倉が一杯になって民衆は礼節を知り、衣食に困ることがなくて民衆は栄辱を知る。上に居るものが度を過ぎないようにすれば親子兄弟親戚の絆は固まる。礼・義・廉・恥の4つのことに…

日本の産業構造について2 -汎用般化と専用特化

最近、「水平分業」という言葉でネット検索をかけると、私のブログ記事http://d.hatena.ne.jp/keigossa/20130226/1361875378が一番上に来るようになっていて、その記事を読んで下さる方も多いみたいなので、以前、書きかけにしていたこの記事を最後まで書い…

新自由主義とは

荀子の現代語訳に勤しんで、かれこれ半年くらい経ったけど、かなり物事を上の次元から眺められるようになった。 そう思ったのは、図書館で「新自由主義の復権」中公新書を借りてきたことなどが発端だ。10pまで読むまでは、面白いなとか思っていたのだけど、…

なぜ為替が必要なのか

なぜ為替があるのか分かってしまった。と言っても、経済学では当たり前の事なのかもしれない。しかし、私にとっては大発見であった。 私は、為替というものに、今日まですごい疑問を抱いていた。なぜなら、これほど不公平なものはないからである。例えば、私…

TPPの是非はともかくとして

私が思うに、TPPの是非はともかくとして、TPP導入とともに一番恐れるべきことは、アメリカからの金融商品の輸入であると思う。 他にもいろいろ弊害や注意すべき点はあるだろうけど、絶対にアメリカに勝ち目があって、さらに、アメリカ政府のロビー活動におい…

安倍首相と彼らの選んだ日銀総裁は愚者である

「智者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」とはドイツの鉄血宰相ビスマルクの言葉だそうだが、これは知恵ある言葉であると思う。 なぜなら、経験に学ぶとき、そこには既に失敗があるからである。失敗する前に気がつくのが智者であり、失敗しないと分からないの…

版権先進国 中国に学ぶ

この衝撃的なタイトルに驚いた方も多いだろう。 だが、私は、中国こそ、版権後進国から一気に版権先進国になったのだと思う。 版権と言うのは、著作権とか、コピーライトと言われるものであるけれど、特にメディア(情報)において、この版権の問題が、昨今…

日本の産業構造について 水平分業と垂直統合、専門特化と汎門凡化

今日、NHKラジオ「ニュースの魂」を聴いていて、このことについてインスピレーションが舞い降りた。(大したことないが…) このニュースは、かなりの専門家が呼ばれて、歯に衣を着せないことを言うので、とても面白い。テレビほど影響力がないラジオだからこ…

日本国債破たん-アベノミクス最悪の結末

私が、アベノミクスについて、最も懸念しているのは、投資の活発化である。 少し経済をかじった人は、「えっ」と思われるだろう。それもそのはず、本来、投資が活発になれば、経済活動が活発になり、貨幣が動きだし、景気がよくなる。というのが、“今までの”…

今朝のニュースでアベノミクスが非難されていたが

今朝のワイドショー的なニュースで、アベノミクスが早速非難されていた。 私は、アベノミクスの効果は出ないと推測しているのだけど、それでも嫌気がさした。 なぜアベノミクスがの効果が出ないと思っているかは、長くなるので詳しく説明するのはやめておく…

新自由主義とナショナリズムについて

この二つの「主義」の相性が良いことに皆は気が付いていないのだろうか。 アメリカの共和党もこれだし、日本の自民党や維新もこの組み合わせである。 この二つの「主義」には、奥底で繋がる本質的類似性があるから、常にセット的な思想となるのである。今、…

トヨタ、過去最多リコールについて

トヨタが世界で約743万台リコール、件数では過去最多 2012年 10月 10日 17:26 JST(ロイター通信) http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE89903I20121010 これは…、私からすると、新たなる商売の駆け引きとしか思えない。 以前、クルマに限らず組み…

賢さについて 例えば経済とは何か

やっと最近、賢いということがどういうことか分かり始めた。(このセリフは何度も出しているかもしれないが) まず、賢い人は、答えや定義が曖昧でない。何事も明晰にしっかりと理解している。 別に議論がうまかったり、技巧に秀でていることが賢いことでは…

消費税可決について

私の意見としては、現在の経済体制とそれに基づいた国家体制を維持する上では、消費税の増税は已むを得ないと思っているので、そのことに対しては別に意見は無い。 私個人で、かなりざっくりだけど、消費税増税でどのくらい税収が増えるのか試算して見た。と…

富について

一般的に富と言われるものには、フロー(流動的なもの)とストック(蓄積されたもの)があるのだと分かった。 例えば、金とか銀とかの貴金属、さらには、お金という貨幣などは、富のうちでフローでしかない。これは、けっこう衝撃的なもの言いかもしれない。…

中国土地バブル

http://www.bbc.co.uk/news/business-18113398# この記事だけだとわからないけど、(制限付き)為替自由化によって、大崩壊はなんとか免れた感がする。だが、まだ油断はできない。天王山は恐らく、国家元首の変わる時(4ヶ月後だったか?)だろう。 そのと…