会社法入門を読んで

会社法入門 (岩波新書)作者: 神田秀樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/04/20メディア: 新書購入: 5人 クリック: 30回この商品を含むブログ (80件) を見る会社法について網羅的にわりと詳しく書かれていたと思う。 もっとも、会社法の全体像をわかって…

民法改正を考えるを読んで

民法改正を考える (岩波新書)作者: 大村敦志出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/10/21メディア: 新書購入: 3人 クリック: 72回この商品を含むブログ (21件) を見る非常に面白かった。法律門外漢の人だと、少し難しいかもしれない。そういった意味で、せ…

法律の本質2

2.法律の繁多化と法治主義の関係 法律は、現在、繁多化する傾向にあるみたいである。要は、「天網恢恢疎にして漏らさず」(天が規律する因果関係の網は、その網目は決して細かくはないけれど、何者をも漏らすことはない。悪いことをしたらその悪い報いを受け…

法律の本質1

1.法律の分類の曖昧さ(会社法を例として) 法律について勉強しても、なかなか釈然としない理由がわかってきた。 要は、法律が何のためにあるのか「目的が分からない」ということである。 現在、私は、いろいろな法律(といっても、今は憲法、民法くらいだが…

法と禮の関係について

法と禮(礼)は同じものなのか、違うものなのか、ということで、いろいろ研究らしきことをしていたのだけど、この二つのものの違いが分かった。 つまり、法は禮の一部分でしかない。ということである。 現在の法で規制できることは、あくまで行動などだけで…

国家論について(学説まとめ)

今、「憲法の常識 常識の憲法」百地章著(文芸春秋)というのを読んでいるのだが、その冒頭にある、国家と憲法の関係についての部分が興味深いので、特に其の中でも、国家論に関する学説を抜粋して、まとめておくことにした。 あと、個人的な独断によって、…

憲法について3

第三章 国民の権利及び義務 考察1 第十五条の第二項には、「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」とある。 今読んでいる本「今知りたい 東京新聞政治部編 日本国憲法」によると、 以下要約抜粋 >> この第二項は公務員が特定の政…

憲法について2

第一章 天皇 考察1 天皇は象徴symbolなのか、元首headなのかということの議論は、中曽根試案というものに書かれていることらしい。 このことについて、私が思うには、象徴の方が現代に合っていると思う。だから、これを元首にするのは不適当であると思う。な…

憲法について1

この前、図書館で 「英語で日本国憲法を読む」(島村力・グラフ社)という本を発見して、読んでいる。 日本国憲法は、マッカーサーの指導によって作られたものであるから、英語から考えて日本国憲法について考えるのは、とても重要なことと思う。著者の方も…