未来

アメリカ大統領

アメリカ大統領がトランプ氏に決まったようだ。 まあ、そもそも政治家という種類の人は、権力欲や人の前に立ちたいという欲求、自己承認欲求が人並み以上に強い人であることは誰もが納得していただけると思う。 例えば、世の中の役に立ちたいという「かなり…

「弱肉強食、競争社会」は是か非か

私は大阪市長の橋下氏についてあまり好感を持っていない。 というのも、そもそも彼は、「政治には進出しません。出馬はしません。」などと再三にわたってテレビで公言しておきながら、腹の中ではかなり前から政治に進出するつもりだったようで、ちゃっかりと…

最近の政治について

多くの人は勘違いしているようだけど、最近、政治が政局一辺倒になって、国民の期待が裏切られ続けているのは、決して政党やそこに属する政治家が悪いわけではない。 なぜなら、人というものは、そもそも同じ「人」であるからだ。 アフリカ人も生まれた時は…

「今こそ私はわれわれとなり」

「今こそ私はわれわれとなり」私にできることには限りがある。西の彼方に憐れむべき人が居て、 東の彼方に困憊する人が居ても、 私はどちらをも助けることはできない。なぜなら、私の身は一つであり、 東に行けば西に恨まれ、 西に行けば東が悲しむからであ…

集合知とは何か - ネット時代の「知」のゆくえ を読んで

集合知とは何か - ネット時代の「知」のゆくえ (中公新書)作者: 西垣通出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/02/22メディア: 新書 クリック: 18回この商品を含むブログ (26件) を見る良い本と思う。 「ネットはこうなる!」みたいなことを言って、ネッ…

デカルトとオカルト

デカルトとオカルトこの一字違いの2つの言葉、文字としては一文字しか違わぬが、全く反対と言ってもいいほどのものである。その全く異なった意味とは正反対に、このあまりにも似た語呂によって、ついついこのくだらないダジャレ「デカルトとオカルト」という…

大便の便と不便の便

この「大便の便と不便の便」という言葉は、荀子の議兵編にある言葉である。 中国初の帝国を作り上げた始皇帝の名宰相である李斯と荀子の対話の中で、荀子が言う言葉である。もしかしたら、地位を得て絶頂のときの李斯が、師である荀子のところを訪れて、こん…

「知」と「賢」の違いについて

荀子を読んでいると、「知」と「賢」とが別概念として扱われていることがよく分かる。(これに付け加えて、荀子が人を評価する基準は、「知」でなくて、「賢」と「能」である。そして、賢者には位を授けて、能者には役職を割り当てるとなっている。) 知者と…

文明の発展と人口について

文明の発展(誰かが享受できる文明による恩恵)と人類の数(世界人口、または隔絶された部分における部分人口)にはかなりの双方向的相関関係というものがある。 双方向的相関関係とは、例えば、できるコーヒーの量と味の濃さと、豆の量のような関係である。…

いろいろ

いろいろ本を読んでいて、今後、解明しようと思ったことがあった。 まず一つ目 予定調和と競争 予定調和とは、信頼関係のことである。信頼関係が築かれると、ものごとは円滑に進むことが多い。しかし、逆にこれは怠慢と馴れ合いを生むものである。 一方、競…

史記を読んでいて9(市場経済と人との関係について)

史記を読んでいて、管仲のこのせりふを読んだ時に、少し不思議に思った。 「米倉が一杯になって民衆は礼節を知り、衣食に困ることがなくて民衆は栄辱を知る。上に居るものが度を過ぎないようにすれば親子兄弟親戚の絆は固まる。礼・義・廉・恥の4つのことに…

日本の産業構造について2 -汎用般化と専用特化

最近、「水平分業」という言葉でネット検索をかけると、私のブログ記事http://d.hatena.ne.jp/keigossa/20130226/1361875378が一番上に来るようになっていて、その記事を読んで下さる方も多いみたいなので、以前、書きかけにしていたこの記事を最後まで書い…

安倍首相と彼らの選んだ日銀総裁は愚者である

「智者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」とはドイツの鉄血宰相ビスマルクの言葉だそうだが、これは知恵ある言葉であると思う。 なぜなら、経験に学ぶとき、そこには既に失敗があるからである。失敗する前に気がつくのが智者であり、失敗しないと分からないの…

あるべき介護保険制度について

あるべき社会について最近思い付いたことがあるので、この場を借りて発表させていただきます。 詳しくは分からないのですが、介護保険制度をもっと改善すべきでしょう。 現代社会は、都市部に人が集まり、農村が過疎化し、そのことによって核家族が増えて、…

版権先進国 中国に学ぶ

この衝撃的なタイトルに驚いた方も多いだろう。 だが、私は、中国こそ、版権後進国から一気に版権先進国になったのだと思う。 版権と言うのは、著作権とか、コピーライトと言われるものであるけれど、特にメディア(情報)において、この版権の問題が、昨今…

日本の産業構造について 水平分業と垂直統合、専門特化と汎門凡化

今日、NHKラジオ「ニュースの魂」を聴いていて、このことについてインスピレーションが舞い降りた。(大したことないが…) このニュースは、かなりの専門家が呼ばれて、歯に衣を着せないことを言うので、とても面白い。テレビほど影響力がないラジオだからこ…

日本国債破たん-アベノミクス最悪の結末

私が、アベノミクスについて、最も懸念しているのは、投資の活発化である。 少し経済をかじった人は、「えっ」と思われるだろう。それもそのはず、本来、投資が活発になれば、経済活動が活発になり、貨幣が動きだし、景気がよくなる。というのが、“今までの”…

思慮とは何か

ソクラテスの思い出によると、ソクラテスは、その弟子(友人)達に、「思慮深くあること」を特に勧めたそうである。 そこで、思慮とは何か?ということなのである。 私が思うに、思慮とは、「遠くに思いを致すこと」であると思う。思いという表現を使ったの…

最近の研究成果と今後の展望

自分が何をしたいのかの説明と、その経過報告的なもの。 そもそも、最初、私は今の社会が、何かしらおかしい、それは特に「正直者が苦しめられている」点において、そう思い始めた。 論語などを読んでいた影響か、不可知的なものの影響かわからないけれど、…

新自由主義とナショナリズムについて

この二つの「主義」の相性が良いことに皆は気が付いていないのだろうか。 アメリカの共和党もこれだし、日本の自民党や維新もこの組み合わせである。 この二つの「主義」には、奥底で繋がる本質的類似性があるから、常にセット的な思想となるのである。今、…

国債制度が破たんしてしまった時の想定(妄想)3

一方、もうひとつの軍事大国アメリカは、この顛末を傍観するより他無かった。アメリカ軍には独立が保たれていたものの、何の命令も無かったからである。とはいうものの、アメリカ国内には治安が保たれてた。しかし、長きにわたる資本主義への依存と民主主義…

国債制度が破たんしてしまった場合の想定(妄想)2

報道がないことで日本では多くの人が知らなかったことだが、アメリカの国債が破たんしドルが紙切れとなり、次いで、ユーロ、ポンドも全て紙切れとなっていたのだ。そんな中、中国元は、破たんしていない“ということ”だった。 しかし、実は、中国国内は完全な…

国債制度が破たんしてしまった場合の想定(妄想)1

♪テレレ テーテ テテテテ テーテーテ ♪youはshock! ……… 202X(二千二十エックス)年、日本の国債制度は破たんした。 日本国債の利払いができなくなり、国債によって現金を受け取ろうとする人に現金が手渡されなくなったのだ。 あらゆる日本の金融機関は麻痺…

このブログの目的について

実は、このブログは有志を募るために開設しています。 日本の破たんと、それに伴う混乱(下手すると世界大戦)は、ほぼ確実なものでしょう。その苦しみは、到底直視できるものではありません。しかし、われわれは、その苦しみを乗り越えて、それを直視し、そ…

高次科学

私の言うオカルトを、怪しさだけ取り除いて表現すると、この名前がいいよう思う。 英語で言うと high sphere (or dimension) science ということになる。 ちなみに宗教学や哲学(の中でも一等のもの)は、超高次科学:super high sphere (or dimension) scie…

公債は錬金術

公債は一種の錬金術であると思う。 何かおかしい。 公債の起源は、時代で遡ること300年、フランスと戦争中であったイギリスにある。イギリスは、太陽の沈まない国スペインを、アマルダ海戦で打ち負かしただけではなかった。スペイン王家の借金財政という欠陥…

労働の対価としての貨幣価値とそれに関する意識について

今日、ふと思ったのだけど、お金とは労働の対価である。極論すると、労働そのものと言ってもいい。ただし、この感覚に至るためには、いろいろな制約条件があると思う。 まず、一つ目、労働をして、その対価としてお金、つまり賃金を受け取ったことがあること…

富について

一般的に富と言われるものには、フロー(流動的なもの)とストック(蓄積されたもの)があるのだと分かった。 例えば、金とか銀とかの貴金属、さらには、お金という貨幣などは、富のうちでフローでしかない。これは、けっこう衝撃的なもの言いかもしれない。…

人口の問題について

ニュートンはかなりの最先端と思われる科学をわかりやすく記事にしているし、内容のレベルも高いので、図書館に行った時はチェックするようにしているのだが、6月号のニュートンを見たら、人口問題についての、科学的レポートが記事として挙がっていた。 私…

誰が首相になったって支持率は上がらない

内閣支持は23% 時事世論調査 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120517-00000083-jij-pol 誰が首相になって、どの党が与党になったって支持率は上がらない。 なぜなら、今の政治で目指している的は、全くの的外れなのだから。具体的に言うと、経済はもう…