2014-01-01から1年間の記事一覧

信なくば立たず

今日、安部首相が解散を表明してしまった。 まさか、国民のことをここまでみくびっているとは、大変に驚く。 正直な所、解散という話はマスコミのでっち上げか、首切りを示唆して自民党内部を抑えるための策略とばかり思っていた。 現時点での解散は、この前…

最近の政治について

多くの人は勘違いしているようだけど、最近、政治が政局一辺倒になって、国民の期待が裏切られ続けているのは、決して政党やそこに属する政治家が悪いわけではない。 なぜなら、人というものは、そもそも同じ「人」であるからだ。 アフリカ人も生まれた時は…

推して知るべし、ネット右翼や陰謀論者

ネット上には、俗に言うところのネット右翼という人たちがいる。また、陰謀論を信じて、わけのわからない理論を立てている人もいる。 こういった人たちは、すぐに「あいつは売国奴だ」というような主張をする。 しかし、これだけなら、まあ、それなりに正常…

内村鑑三 後世への最大異物・デンマルク国の話 を読んで

後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)作者: 内村鑑三出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/09/17メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 47回この商品を含むブログ (61件) を見る ワイド版の方をいただいたのだけど、とても良い本だった。 一人でも…

virus

昨日パソコンがウイルスに感染していたくさかった。 まず、私の場合だと、ホームページを開くソフトである「ブラウザ」を二種類使っている。 ひとつがマイクロソフトのインターネットエクスプローラー、それともうひとつがグーグルのクロームである。 それで…

コメントのある記事まとめ

最近、コメントを頻繁にいただくようになって大変ありがたく思っております。一度まとめておきます。 喜びの声篇わかりやすい論語10 温故知新の本当の意味 http://d.hatena.ne.jp/keigossa/20120201/13281049057.福沢諭吉 学問のすすめ 現代語訳 二編 端書 h…

易と人生哲学 を読んで

易と人生哲学 (致知選書)作者: 安岡正篤出版社/メーカー: 致知出版社発売日: 1998/09/30メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (10件) を見るとても良い本だった。 易のことを占術の本と勘違いしている人は是非とも読んでいただきた…

カルトか宗教か を読んで

カルトか宗教か (文春新書 (073))作者: 竹下節子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/11メディア: 新書購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (16件) を見る 少し古い本ではあるが、いい本だったと思う。 結局、私が思うところによると、カルトと…

㈱貧困大国アメリカ

(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)作者: 堤未果出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/06/28メディア: 新書この商品を含むブログ (47件) を見る「全部信じない」という条件付きで読める人にとってはいい本である。 というのも、見抜ける人とそうでない人がい…

「今こそ私はわれわれとなり」

「今こそ私はわれわれとなり」私にできることには限りがある。西の彼方に憐れむべき人が居て、 東の彼方に困憊する人が居ても、 私はどちらをも助けることはできない。なぜなら、私の身は一つであり、 東に行けば西に恨まれ、 西に行けば東が悲しむからであ…

大学 読みやすい 現代語訳(四書五経)(儒学)

こちらは、2014年9月12日に電子書籍として発売する予定である「大学 読みやすい現代語訳」のサンプルとなっております。「漢文」が苦手な方に儒学に親しんでいただけるように、訳出してみました。無料で提供しないのはしっかりと読んでいただくためです。ご…

国会議員の仕事 を読んで

国会議員の仕事―職業としての政治 (中公新書)作者: 林芳正,津村啓介出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/03/01メディア: 単行本 クリック: 44回この商品を含むブログ (13件) を見る国会議員は何をしているんだろう?と思っていたので借りてみた。 そ…

ヘイトスピーチとは何か を読んで

ヘイト・スピーチとは何か (岩波新書)作者: 師岡康子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/12/21メディア: 新書この商品を含むブログ (24件) を見る非常に難しい問題と思う。 まず、全体的に本の内容などを説明すると、最近の日本での排外主義とそれに伴っ…

雑誌の動向

今日はまんが喫茶に行ったので、久しぶりに週刊誌の動向を確かめてみた。 そうしたらある一つのことに気がついた。というのも、経済関係・社会問題関係の記事がすっかり減っていたのだ。記事と中身を確認したのは、プレイボーイ、週刊大衆、週刊ポスト、週刊…

上兵は謀を伐つ(ウクライナ)

最近、マレーシアの民間機が落とされたけど、ついつい、孫子の兵法の型に当てはめて考えてしまった。実際のところはどうなのだろう。統制不足で本当に誤って撃ち落としたのなら、かなり長引く戦争になるかもしれない。上兵は謀を伐つとは孫子の一節だけど、…

税金の高さに不満を言う大いなる勘違い

世の中には、累進課税制度や法人税について「税金が高い」と文句を言う人がいる。 けれど、それは単なる勘違いであると指摘したい。 そこでまず、多くの金を稼いでいる人のことについて考えてみる。 お金をたくさん稼げる人とは、たくさんの人と関わっている…

Kindleの読み方について 1

アマゾンの電子書籍Kindleの読み方について説明します。 1.まず、お使いの端末(パソコン、スマフォ、タブレットなど)をご確認下さい。 A. Kindleをご利用の方 → すぐにご利用頂けますB. アップル社製の端末(iPhone iPad iPod iMac)をご利用の方 → アップ…

占いの話(SS-4の運命を占ってみた)

まずは事の経緯から説明しないとならないのだけど、前から言っているように、私はkindle(アマゾンの電子書籍)を売ろうかなと思っている。 それで、キンドルのロイヤリティは、売値の35%か70%ということになっている。けれど、アマゾンはあくまでもアメリ…

集団的自衛権も憲法九条も使い方次第

集団的自衛権が未来にどのような影響を及ぼすか、感情論抜きで考えてみたい。 それで、計算結果だけど、「集団的自衛権は日本にとって有利」という結果が導き出された。一応一言だけ付け加えておくと、「使い方を間違えなければ」ということになる。 まず、…

社会起業家 を読んで

社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書)作者: 斎藤槙出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/07/21メディア: 新書購入: 6人 クリック: 36回この商品を含むブログ (39件) を見る社会起業家についてわかりやすく書かれていたと思う。これ関連の本…

蟹工船・党生活者を読んで

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)作者: 小林多喜二出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1953/06/30メディア: ペーパーバック購入: 12人 クリック: 139回この商品を含むブログ (264件) を見る文芸評論としては、蟹工船ははっきり言って下作だと思う。歴史的な価値がな…

電子書籍始めました

私の拙いブログを読んでいただきありがとうございます。いろいろな事情から、キンドルで電子書籍を販売することにしました。 はじめに登録したのは、「憎しみを乗り越えて」です。憎しみを乗り越えて作者: 平田圭吾発売日: 2014/06/01メディア: Kindle版この…

とある県美術館の特別展

高いチケットを手に持って、仰々しいチケット切りゾーンを抜けると、そこには「落書き」が飾られていた。 「はずれか。だから県美術館なんだ。」あまりの期待はずれ感に、周りを見てみると、周りの人達はわりと熱心に絵を見入っていて、その行列は、流行った…

ユダヤ教とキリスト教について

ユダヤ教とキリスト教が、親子か兄弟の関係であることは、ほとんどの人がご存知のことと思う。さらに詳しく言えば、ユダヤ教の経典と、キリスト教の旧約聖書が同じということになる。それで、キリスト教には新約聖書もあるのだから、ユダヤ教、プラスアルフ…

教育力 を読んで

教育力 (岩波新書)作者: 齋藤孝出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/01/19メディア: 新書購入: 5人 クリック: 164回この商品を含むブログ (60件) を見るとても良い本であった。 教育者のみならず、誰が読んでも役に立つのではないか。教育者なら尚更であ…

「かばんが盗まれた」

「かばんが盗まれた」 スーパーマーケットに居たぼくは、そんな言葉を耳にした。ぼくは驚いてそちらを見た。すると、80歳前後のおばあさんが、買い物カートの中を覗きこんでいた。 話は前後するけど、このスーパーマーケットは、うちの近所の激安スーパー。…

ロシアのナチス化 ザール地方

最近、ウクライナが、住民投票によってロシアに編入されたけど、これは、世界史上、初めてのことでもなかったみたいだ。 今日、たまたま、世界史の音声ファイルを聞いていたら、この部分があって、ザール地方のことは知らなかったので驚いた。 ウィキを見て…

開放システムと閉鎖システム(人の行動原理に当てはめたとき)

http://d.hatena.ne.jp/keigossa/20140317/1395037950前の記事を読んで頂いた方は、開放システムと閉鎖システムという言葉が、最低でも二種類の意味を持っていることを分かっていただけたと思う。それで、これらか私が述べることは、システム工学や複雑系な…

開放システムと閉鎖システム(コンピュータと生き物の決定的違い)

開放システムと閉鎖システム、この言葉の意味は、使う分野によってだいぶ異なるようである。社会学の分野で開放・閉鎖システムというと、例えば、アメリカのような自由移民「開放システム」形社会、とか、日本の江戸時代のような鎖国「閉鎖システム」形社会…

完結.210.荀子 現代語訳 堯問第三十二 四〜七章

四章 こういった話がある。ソウ丘というところを守っていた人が、楚の宰相である孫叔敖に会見して言った。「私はこのように聞いたことがあります。宮仕えが長くなれば士からこれを妬まれ、爵祿が厚ければ民衆からこれを怨まれ、位が尊いと君主からこれを恨ま…