雑誌の動向

今日はまんが喫茶に行ったので、久しぶりに週刊誌の動向を確かめてみた。

そうしたらある一つのことに気がついた。というのも、経済関係・社会問題関係の記事がすっかり減っていたのだ。記事と中身を確認したのは、プレイボーイ、週刊大衆、週刊ポスト週刊文春週刊新潮といったものだったけど、この中で、ここ2週間に経済関連とか社会問題関連の記事を掲載していたのは、週刊ポストだけであった。

確かに記憶とはそもそも曖昧なもので、私の記憶が間違いないとは言わないが、明らかに記事の質が変わっているように思われた。ちなみに、いつと比べてというと、半年〜一年前と比べてということになる。

記憶は定かではないけど、一年前だと、参議院選挙が近いから、選挙が近かったことは関係しているかもしれない。

また、そのときは、雑誌の政治臭や読者層というかが、記事を読んでいると読み取れたのだけど、今回は全然読み取れなかった。というのも、くだらないゴシップ記事ばかりだったからだ。カラーページもかなり増えていたように思う。

つくづく、市場原理や民主主義といった「好きなモノを選ぶ」という制度やシステムの欠陥、これはもう二千年以上前からプラトンなどによって指摘されている欠陥だが、を感じることとなった。

学問のすすめには、「日本の人民一人一人が、しっかりと学問をして国民となり、天下国家の独立を保つこと、そのためにする学問こそ私のすすめる学問です」と何度も書かれているのだけど、本当にその通りだと思う。