論語

わかりやすい論語18 白圭のかけたるは尚磨くべきも

はじめに 最近は、ブログが炎上してしまったり、テレビで新聞で変なことを言ったばっかりに、みんなからの信用を失ってしまう人が多くいます。維新の会の橋下氏もマスコミを利用して宣伝しようとするあまり、結局のところ逆にみんなからの信頼を失ってしまい…

わかりやすい論語18 君子危きに近寄らず

はじめにこの言葉は実は論語にはありません。ですが、論語をよく勉強すれば、この「君子危きに近寄らず」も意味の分かる言葉です。この前、君子と検索画面に入れてみたら、これが一番上に来たので、説明したくなりました。君子危きに近寄らず (ことわざ)現…

わかりやすい論語17 親しき仲にも礼儀あり

はじめに 「親しき仲にも礼儀あり」とても有名な言葉と思います。この言葉がどのような経緯でできた言葉なのかは残念ながらわかりませんが、論語の中には、まさにこの言葉の意味を解説した言葉があります。今回は、その言葉を紹介します。ただ、「礼」とは、…

わかりやすい論語 英訳 まとめ

論語英訳まとめthe Analects of ConfuciousThis is my own traslation. So you might find my misstake or parts of hard to understand.When so,please teach me!2.(from chapter1) Confucius said. Studying and constantly learnig will open your heart.…

わかりやすい論語16 この世で一番自分の思い通りになる人

はじめに 前回のわかりやすい論語15でお約束したように、今回は、適材適所のできる人になるにはどうすればいいかを、他の論語のことばを通して紹介します。わかりやすい論語15と合わせて考えてみてください。 君子は諸(これ)を己に求め、小人は諸を人に求…

わかりやすい論語15 適材適所

はじめに 適材適所という言葉は、みなさん一度は聞いたことがあると思います。適材適所とはどういった意味なのでしょう。論語の言葉を頼りにこの言葉の意味をわかりやすく解説します。そして、次回の「わかりやすい論語16」で、どうしたら適材適所の配置がで…

わかりやすい論語14 死して後己む

はじめに この世の中に何の不安も無く生きている人がいるでしょうか。この世の中に何の苦しみも無く生きている人がいるでしょうか。人は、悩むからこそ人であり、苦しむからこそ人なのです。今回は、論語の言葉から、この悩み苦しみとの向き合い方を紹介しま…

わかりやすい論語13 己の欲せざる所、人に施すことなかれ

はじめに この言葉は、私にとって論語との出会いでした。中学校か高校の国語の教科書に、この言葉がのせられていたのです。ただ、本編としてでなく、紹介程度のものでした。このことについて教えてもらえるのかと、わくわくしていたら、「難しいから紹介だけ…

わかりやすい論語12 論語の無知の知

はじめに 「無知の知」という言葉は、ソクラテスの言葉として有名です。学校でも習うのでみなさん御存じだと思います。この「無知の知」について、論語の中にも似たような記述があります。今回は、「無知の知」という言葉が本当は何を意味しているのかを紹介…

わかりやすい論語11 過ちは見逃さないで

はじめに 人は誰でも「過ち」をします。失敗しない人、間違いを犯さない人がこの世の中にいるでしょうか。普通の人なら、一日に一回は「過ち」をすると思います。孔子があなたの「過ち」を見た時、孔子はその「過ち」をどのように観るのでしょう。 子曰く、…

わかりやすい論語 まとめ

1.論語とは 2.論語の「はじめに」 3.本立ちて道生ず 4.例えばこれが「仁」 5.人がもてる強力な力「志」 6.無病息災のもと 7.文というおくりな 8.孤独なんてない 9.威風 10.温故知新の本当の意味 11.過ちは見逃さないで 12.論語の無知の知 13.己の欲せざると…

わかりやすい論語10 温故知新の本当の意味

はじめに 温故知新はとても有名な言葉です。ですが、みなさんはこの言葉の本当の意味を知っているでしょうか。古いことを発見しても、新しいことを知ったことなどない、と思う方は大勢いらっしゃると思います。今回は、原典である論語をよりどころとして、こ…

わかりやすい論語9 威風

はじめに 堂々とした威風や、そわそわしない落ち着きは、男なら一度は憧れるものです。女性でも、落ち着きがあれば、知的に、そして上品に見られるものです。では、どうすればこの威風や落ち着きを身につけることができるのでしょう。論語の言葉からそれを探…

わかりやすい論語8 孤独なんてない

はじめに 人は誰しも一度は孤独感を感じたことがると思います。「ひとりで生まれてひとりで死ぬんだ、さみしいくらいでちょうどいい」なんていう言葉もありますが、この孤独感はどうすれば無くすことができるのか、論語から孔子の見解を紹介します。 子曰く…

わかりやすい論語7 文というおくりな

はじめに 勉強をするということはどういうことなのでしょうか。「文」という言葉を通して、それにせまります。 子貢問うて曰く、「孔文子は何を以てこれを文と謂うや。」子曰く、「敏にして学を好み、下問を恥じず、是(ここ)を以て之を文と謂うなり。」(…

わかりやすい論語6 無病息災のもと

はじめに 誰にとっても、自分の体は大事なものです。けがをしたら動けなくなるし、病気になったら何もできなくなります。では、どうしたらけがや病気をしないで健康に生きていけるのでしょうか。今回は、健康に必要不可欠なものを紹介します。 曾子疾(やま…

わかりやすい論語5 人が持てる最も強力な「もの」志

はじめに 人間が持つことができる「もの」の中で、最も強く、そして誰からも奪われない「もの」は何でしょう。その「もの」は、軍隊よりも強く、そして誰にでも持てるものです。今回は、この何よりも強い「もの」を紹介します。 子曰く、三軍は師(すい)を…

わかりやすい論語4 例えばこれが「仁」

はじめに 論語を通して語られている「仁」とは一体何でしょうか。今回は、それにせまります。 子曰く、巧言令色鮮し仁。(学而第一より) 現代語訳 (事実の半面を捉えるような)うまいことばかり言って、(本当は全然好きでないも無い人に、媚びへつらって…

わかりやすい論語3 本立ちて道生ず

はじめに 論語や儒学の基本的なものの考え方「本立ちて道生ず」について紹介します。 有子曰く、其の人と為りや孝弟にして上を犯すことを好む者は鮮(すくな)し。上を犯すことを好まずして乱を作(な)すことを好む者は未だこれあらざるなり。君子は本(も…

わかりやすい論語2 論語の「はじめに」

はじめに 論語の一番最初にある言葉を紹介します。論語を学ぶ上で、この言葉はとても大事です。まさに論語の「はじめに」に当たる言葉と言えるでしょう。また、論語を学んでいて、この言葉に時折戻ってくることはとても大事なことと思います。 子曰く、学び…

わかりやすい論語1 論語とは?

1.論語を勉強する意味はあるのか? 論語が日々の生活に役立つとか、今もビジネス戦争の戦国時代だから役立つとか、そういう屁理屈は敢えて言いません。私は、勉強をしていて気がつきました。勉強は、すること自体が「正しい」のです。せっかく人間に生まれた…