2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

国債制度が破たんしてしまった場合の想定(妄想)2

報道がないことで日本では多くの人が知らなかったことだが、アメリカの国債が破たんしドルが紙切れとなり、次いで、ユーロ、ポンドも全て紙切れとなっていたのだ。そんな中、中国元は、破たんしていない“ということ”だった。 しかし、実は、中国国内は完全な…

国債制度が破たんしてしまった場合の想定(妄想)1

♪テレレ テーテ テテテテ テーテーテ ♪youはshock! ……… 202X(二千二十エックス)年、日本の国債制度は破たんした。 日本国債の利払いができなくなり、国債によって現金を受け取ろうとする人に現金が手渡されなくなったのだ。 あらゆる日本の金融機関は麻痺…

ソークラテースの思い出を読んでいて6 説得

(前回の続き) ケイゴーサは、自分が知ってると思っていたことを実は知らなかったことに気がついて、とても衝撃を受け、しばらくふさぎ込んでいた。しかし、自分が知識と知恵の違いの分からないことを認めて、今度はソクラテスのところへ行くことにした。 …

ソークラテースの思い出を読んでいて5 知識と知恵

ソークラテースの思い出の第四巻の2篇は、多くの本を集めている秀才、エウテュデーモスという若者を、ソクラテスが自分の友としようとする場面である。ソクラテスには、弟子というものはいなくて、彼のまわりに居たのは、「勝手についてくる友」であったらし…

このブログの目的について

実は、このブログは有志を募るために開設しています。 日本の破たんと、それに伴う混乱(下手すると世界大戦)は、ほぼ確実なものでしょう。その苦しみは、到底直視できるものではありません。しかし、われわれは、その苦しみを乗り越えて、それを直視し、そ…

ソークラテースの思い出を読んでいて4 奴隷制度について

ソークラテースの思い出を読んでいると、やはりこの「奴隷」という言葉について考えざるを得なくなる。それはなぜなら、ソクラテスのような賢者が、「奴隷」を認めていたのか?ということは、真理を探究する者にとってはとても大きな課題であるからである。 …

ソークラテースの思い出を読んでいて3 智の泉

今、二回目を半分以上読み終わったのだけど、ソクラテスの賢明さは、智が自分の中から湧いているとしか思えない。 そこでこのように思った。 「賢者は自ずから知り、智者は習いてこれを知る。愚者は己の知らざることをも知らず。」 つまり、智恵が、ある一定…

いろいろな人の悪いうわさは疑うべき、「敵国廃置」について

韓非子の内儲税六微という篇に、この「敵国廃置」がある。 まあ、韓非子を読んでもらうとわかるのだけど、一応、私のほうでもなるたけわかりやすく説明したいと思う。 会社Aと会社Bがあったとする、この二つの会社は、とても仲が悪く、商売的にもお互いにラ…

剛与し易く柔与し難し

以前、言志四録を読んでいたとき、「柔者最も恐るべし」といったようなことが書かれていて、なるほどぉと思った。 ではまず、剛柔とは一体何なのかというところから始めよう。 剛柔は、しばしば陰陽と対比させられるが、確かに似ていると思う。だが、全く同…

ソークラテースの思い出を読んでいて2

もう、この本は読み終わってしまった。 だが、二回目に突入し始めた。 ソクラテスが、いかにして賢明に成り得たのか、また、自分も何か質問されたときに、賢明な答えができるようにその手本として、この本は何度も読もうと思う。いや実に、何回も読む価値の…

敬の問題か

MITの学生でも5割以上が誤答した算数の問題 http://nikkan-spa.jp/287005 大岡越前(三方一両損などの名裁きで知られる江戸時代のお奉行様)の話を思い出す。(少し前まではテレビの時代劇としてやっていた) 当時の役人の算盤頭とかいう役目の人を選ぶとき…

賢さについて 例えば経済とは何か

やっと最近、賢いということがどういうことか分かり始めた。(このセリフは何度も出しているかもしれないが) まず、賢い人は、答えや定義が曖昧でない。何事も明晰にしっかりと理解している。 別に議論がうまかったり、技巧に秀でていることが賢いことでは…

ソクラテスの思いでを読んでいて1

今日、詳しくは述べないが、ある事実が発覚して、 「智者の前で嘘をつくことは、太陽に向かって顔を手で隠すことに等しい」 とか考えていた。つまり、このとき、私は智者に対する愚者のことについて考えていたわけだ。愚者がなぜ愚者であるのか、愚者が愚者…

荀子を読んでいて8

遂に荀子を読み終わった。 とても良い書物であったと思う。だが、難しかった。 そして、荀況という人物は、間違いなく、不遇な青年・壮年時代を過ごした人であったとも思う。つまり、才能があって賢いことが原因で、いろいろな人に足を引っ張られ、また、そ…

アダムスミス 道徳感情論 要約10

第4章 自己欺瞞の本性について、および一般的諸規則の起源と効用について 中立的な観察者が遠くに居ても居なくても、われわれの道徳感情の適宜性それ自体は変わらない。だが、半面、われわれの情念は、彼が近くにいようがいまいが、彼の正当な適宜性を無視し…

本当にあった(ある意味)怖い話 ヨーロッパ旅行で パート2

昨日の話の続きになるんだけど、そのフレンドリーなイタリア人らしき男性が、初日に手配してくれた部屋は、とてもいい部屋だった。なぜなら、ユースホステルなのに、二人部屋でバストイレ付、しかも、他の客がいなくて、ぼくひとりでその部屋を使うことがで…

本当にあった(ある意味)怖い話 ヨーロッパ旅行で パート1

この前、ぼくが体験した怖い話について、ここに書いたんだけど、ぼくは、その一年後、通勤途中で事故にあってしまったんだ。連日、変な時間まで仕事をしていたことが原因だったんだけど…。つまり、過労状態で、高速道路で自損事故をしたんだ。幸い、ぼくの車…