2016-01-01から1年間の記事一覧

アメリカ大統領

アメリカ大統領がトランプ氏に決まったようだ。 まあ、そもそも政治家という種類の人は、権力欲や人の前に立ちたいという欲求、自己承認欲求が人並み以上に強い人であることは誰もが納得していただけると思う。 例えば、世の中の役に立ちたいという「かなり…

蓮舫女史の二重国籍問題について

この問題がまだ話題となっているけど、どうも意味が分からない。 というのも、もし仮に、二重国籍であることが党の代表であることの欠損事由になるのならば、そもそも、二重国籍で国会議員になることがおかしいということになろう。 ならば、蓮舫女史は、(…

丸山真男の思想史学を読んで

丸山真男の思想史学 (歴史文化ライブラリー)作者: 板垣哲夫出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2003/01/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る丸山真男はよく名前を聞くので、読んでみた。 本当は、本人の著作を読みたかったのだけど、不幸にして図…

ヘイトスピーチ対策法について

最近、ツイッターのネトウヨ(ネット右翼)らしきアカウントが次々と凍結されていて、何が起きたんだろう?と思っていたら、どうやら、ヘイトスピーチ対策法の施行に伴って、そういったアカウントが凍結されているようだ。 ちなみに、凍結とは、アカウント使…

ユング的悩み解消法を読んで

ユング的悩み解消術?実践!モバイル・イマジネーション (平凡社新書601)作者: 老松克博出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2011/08/10メディア: 新書この商品を含むブログを見るこれはいい本だったと思う。 というか、ユングやフロイトの心理学は、一度もそれら…

「人生に意味はあるか」(講談社現代新書)を読んで

人生に意味はあるか (講談社現代新書)作者: 諸富祥彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/05/19メディア: 新書購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (34件) を見るどんな本だったかというと、典型的な思想紹介本だった。 ただ、あとがきを読んでみ…

人と比べない生き方(SB新書)を読んで

人と比べない生き方 劣等感を力に変える処方箋 (SB新書)作者: 和田秀樹出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2015/06/16メディア: 新書この商品を含むブログを見る全体的な筆致としては、説明形式の本であった。 このため、読者の感情や思考に直接呼び…

インターネットの当てこすりについて

今、ツイッターを見ていたら、ワタミの渡邉氏が、「前々回の都知事選で都知事に落選したのが実に残念です。私が都知事に当選していたら・・・」という旨の発言をしていた。 そういった発言をすること自体は、こういった人には普通にありえることで、なんとも…

賤しい人

昨日は寝付けなかったので、岩波文庫のブッダの言葉(スッタニパータ)を読んでいた。 多くの人は頭の回転が早い人を「賢い人」と言ったりするけれど、これは厳密に言えば少し違う、こういった人は「智者であるかもしれないが、賢者とは限らない」とするのが…

消費税再延期について

多くの人の意見を見ていると、私がずれているのだろうか?としか思えない。 景気判断もくそもないだろう。 そもそも地位のある人間が、一度決めたことをこう何度も覆していいはずがない。もう本当にバカにされているとしか思えなくて、かなり腹が立つ。次の…

ローマ人盛衰原因論を読んで

ローマ人盛衰原因論は、『法の精神』で有名なモンテスキューの著作で、題名の通りのことが考察されている。 この本の難しいところは、ローマ史を既に知っていることが前提として書かれていることである。このために、日本人ならおよそ知らないような人物の名…

ヘロドトス『歴史』を読み終わった

ヘロドトスの『歴史』を読み終わった。 おもしろかったが、これについては、既にあると思うけど、各個人に注目して編集し直すともっと面白く読めるものだと思う。 というか、これを題材にした作品は結構あって、スパルタの王、レオニダスがペルシアのクセル…

謙遜遠慮の利点

謙遜遠慮には数々の利点がある。というか、私の考えてみたところ、どのように考えても自分が得をすることしかない。 すべての場合について場合分けをして考えてみた。 まずは、君子たるべき人や、賢人として何の差支えもない人に対して、 1.謙遜遠慮の態度を…

クロイソス

ヘロドトスの歴史という本を最近は読んでいる。 これはもう何年も前に読もうと思って購入したのだけど、途中で読まずに放ってあったものだ。なんとなく思い出して読むことにしてみた。 この歴史の中のかなり前半にクロイソスという登場人物が出てくる。 この…

宜なるかな

昨日、西郷隆盛の遺訓というのを読んでいたら、小人(つまらない人、取るに足らない人)は、開闢以来10人に7、8人と書いてあった。 つまり、話になる人が、10人中2、3にいれば、まあそんなもん、ということになる。私の経験からも、まあ、そんなもんと思う。…

メモ程度 文明論の概略

今日、福沢諭吉の文明の概略を読んでいたら、 「日本の人民は国事に関せず」とあった。 そうかもな〜と思った。 文脈から行くと、まずは、西洋の歴史が詳しく解説される。詳細としては、西洋では昔から「フリーシティ」があったり、宗教でもキリスト教には新…

あけましておめでとうございます

毎年恒例の四文字熟語抱負を今年も書いた。 今年は『三略』からとって「清静平整」ということにした。 「清く静かにして平らかに整う」ということで、 意味は、「心が清く澄んでいて静かであるならば、何事にも公平に対処でき全てのことが整い治まる」 とい…