消費税再延期について

多くの人の意見を見ていると、私がずれているのだろうか?としか思えない。

景気判断もくそもないだろう。

そもそも地位のある人間が、一度決めたことをこう何度も覆していいはずがない。もう本当にバカにされているとしか思えなくて、かなり腹が立つ。次の参議院選挙は、自民党以外ならどこでもいいということで、必ず投票しに行こうと思う。

景気とか、アベノミクスの失敗とかどうでもよくて、政治家の皆様方には、国民に信を問う前に、朝起きた時でも寝る前でも、自分の胸に手を当てて、自分に信の徳があるかどうか問うて欲しい。


とにかく、なぜ、国民はこうもバカにされていて腹が立たないのだろうか。


腹が立つのももっとも、ということが分かるように例え話にしてみると、

町内会で、みんなで町内会長を決めて、町内会長にはそれなりの報酬と、それなりの地位とそれなりの権限が与えられていたとしよう。そして、本来ならあり得ないことだけど、町内会長にはみんななりたかったとする。

このような状況下で、町内会長は、自分の任期を延ばすために、みんなが投票に来れない「運動会の前日」を狙って、このようなことを言って、一度再選挙を行った。

「私は町内会長に一度は選ばれましたが、前の町内会長が決めた町内会費の値上げを延期しようと思います。というのも、前の町内会長と私との話し合いで、このような約束はあったからです。町内会の運営を見ながら、もしも、延期が可能ならば、2年までは延期していいということになっていたのです。けれど、町内会の皆さんの意向を確かめるために、念のため、(運動会の前日のみんなが来れそうにない時を狙って)選挙をします」

※(〜〜)は口には絶対に出さない本音のセリフ

ここまでは、事実であった。確かに、2年までは町内会費増額を延期できるということであったのだ。また、こうしてこの町内会長は、町内会長の再選というリスクを最低限にして、ちゃっかりと自分の任期を確実に2年伸ばしたのであった。

その後、さらに2年の月日が経ち、いざ町内会費増額が近づくと今度はこのようなことを言い出したのだ。

「(オレの任期はあと2年、町内会費の増額をするなんて、オレにとってマイナスイメージでしかない。オレが町内会長の間はどうしても増額をしないぞ。後に響くかもしれんしな、でもそんなことは口が裂けても言えないから、こう言うとしよう。)この前、市で町内会長の会合がありました。この時の話し合いで、他の町内会長も町内会費の増額を考えているらしいという話が出ました。しかし、どの町内会も、町内会費増額に反対の人が多く、実際には町内会費の増額をしないということでした。うちの町内会も、他の町内会に合わせて町内会費の増額は延期しようと思います」

みんなは思った。「町内会費を上げないだけで、行事の度にもっていくお金は増えているじゃないか。それに、このまま、町内会費を上げないとすると、子供会の行事がひとつできなくなってしまう。こども達がかわいそうだ。でも、町内会長が決めちゃったから仕方がない。ああ、あいつを町内会長にしたのが全ての間違いだった。口がうまいだけで、やっていることと言っていることがいつも違う。あんなやつの口車に乗せられていただけだったなんて、今、やっと分かった」

終わり


なぜ腹を立てている人がこうも少ないのか?


権謀勢詐なれば必ず滅ぶ(荀子より)

国家の宰相たる人が、権謀術策を好んで用い、権勢と勢力があるのをいいことに、詐術ばかり用いていれば、その国は必ず滅ぶこととなる。一人の破滅では済まない、国が滅んでしまうのだ。本当に責任の重大性を自覚して欲しい。