政治

政治家の人気と人物評価について

政治家という種類の人は、本来は、「人気」などという不確かなもので選ばれるべき人ではないと思うが、残念ながら、その「人気」によって選ばれているのが現状かと思う。 孫文の自伝で、孫文がかなり有名になったのは、多分「人気」があったのが理由だろうと…

アメリカ大統領

アメリカ大統領がトランプ氏に決まったようだ。 まあ、そもそも政治家という種類の人は、権力欲や人の前に立ちたいという欲求、自己承認欲求が人並み以上に強い人であることは誰もが納得していただけると思う。 例えば、世の中の役に立ちたいという「かなり…

蓮舫女史の二重国籍問題について

この問題がまだ話題となっているけど、どうも意味が分からない。 というのも、もし仮に、二重国籍であることが党の代表であることの欠損事由になるのならば、そもそも、二重国籍で国会議員になることがおかしいということになろう。 ならば、蓮舫女史は、(…

丸山真男の思想史学を読んで

丸山真男の思想史学 (歴史文化ライブラリー)作者: 板垣哲夫出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2003/01/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る丸山真男はよく名前を聞くので、読んでみた。 本当は、本人の著作を読みたかったのだけど、不幸にして図…

ヘイトスピーチ対策法について

最近、ツイッターのネトウヨ(ネット右翼)らしきアカウントが次々と凍結されていて、何が起きたんだろう?と思っていたら、どうやら、ヘイトスピーチ対策法の施行に伴って、そういったアカウントが凍結されているようだ。 ちなみに、凍結とは、アカウント使…

消費税再延期について

多くの人の意見を見ていると、私がずれているのだろうか?としか思えない。 景気判断もくそもないだろう。 そもそも地位のある人間が、一度決めたことをこう何度も覆していいはずがない。もう本当にバカにされているとしか思えなくて、かなり腹が立つ。次の…

メモ程度 文明論の概略

今日、福沢諭吉の文明の概略を読んでいたら、 「日本の人民は国事に関せず」とあった。 そうかもな〜と思った。 文脈から行くと、まずは、西洋の歴史が詳しく解説される。詳細としては、西洋では昔から「フリーシティ」があったり、宗教でもキリスト教には新…

新三本の矢は並の政策

先日、安倍首相の総裁選が終わり、記者会見があった。 新たな3本の矢として、 1)希望を生み出す強い経済 2)夢を紡ぐ子育て支援 3)安心につながる社会保障 という方針を演説した。 テレビで見ていたのだけど、私の考えとして、1については経済(資本主…

安保法案と三権分立について

安保法案の是非は別として、前々から私が主張しているように、今回の安保法案の一番の問題点は、「憲法違反」であることだと思うのだけど、どうだろうか? 一応、日本の憲法では、三権分立というのが根本になっている。ちなみに、このことは、中学校を卒業し…

「弱肉強食、競争社会」は是か非か

私は大阪市長の橋下氏についてあまり好感を持っていない。 というのも、そもそも彼は、「政治には進出しません。出馬はしません。」などと再三にわたってテレビで公言しておきながら、腹の中ではかなり前から政治に進出するつもりだったようで、ちゃっかりと…

大阪都構想住民投票について

来る5月17日に大阪都構想の住民投票が行われるらしい。告示は5月2日ころだったようだけど全然知らなかった。いくら私がテレビを見ないからと言っても、これはあまりにも不自然ではないだろうか?また、ネットで詳しいことを調べようとしたのだけど、詳しいこ…

大丈夫なのだろうか?

今日、偶然にも、国会中継をラジオで聞いたのだけど、そのときにちょうど「現在の株の値上がりが年金資金の融資による影響だ」との答弁のところだった。質問者、細野氏だったと思う、によると、仮に、年金の資金が株に回っていないと、株が値下がりしている…

信なくば立たず

今日、安部首相が解散を表明してしまった。 まさか、国民のことをここまでみくびっているとは、大変に驚く。 正直な所、解散という話はマスコミのでっち上げか、首切りを示唆して自民党内部を抑えるための策略とばかり思っていた。 現時点での解散は、この前…

最近の政治について

多くの人は勘違いしているようだけど、最近、政治が政局一辺倒になって、国民の期待が裏切られ続けているのは、決して政党やそこに属する政治家が悪いわけではない。 なぜなら、人というものは、そもそも同じ「人」であるからだ。 アフリカ人も生まれた時は…

推して知るべし、ネット右翼や陰謀論者

ネット上には、俗に言うところのネット右翼という人たちがいる。また、陰謀論を信じて、わけのわからない理論を立てている人もいる。 こういった人たちは、すぐに「あいつは売国奴だ」というような主張をする。 しかし、これだけなら、まあ、それなりに正常…

ヘイトスピーチとは何か を読んで

ヘイト・スピーチとは何か (岩波新書)作者: 師岡康子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/12/21メディア: 新書この商品を含むブログ (24件) を見る非常に難しい問題と思う。 まず、全体的に本の内容などを説明すると、最近の日本での排外主義とそれに伴っ…

雑誌の動向

今日はまんが喫茶に行ったので、久しぶりに週刊誌の動向を確かめてみた。 そうしたらある一つのことに気がついた。というのも、経済関係・社会問題関係の記事がすっかり減っていたのだ。記事と中身を確認したのは、プレイボーイ、週刊大衆、週刊ポスト、週刊…

税金の高さに不満を言う大いなる勘違い

世の中には、累進課税制度や法人税について「税金が高い」と文句を言う人がいる。 けれど、それは単なる勘違いであると指摘したい。 そこでまず、多くの金を稼いでいる人のことについて考えてみる。 お金をたくさん稼げる人とは、たくさんの人と関わっている…

集団的自衛権も憲法九条も使い方次第

集団的自衛権が未来にどのような影響を及ぼすか、感情論抜きで考えてみたい。 それで、計算結果だけど、「集団的自衛権は日本にとって有利」という結果が導き出された。一応一言だけ付け加えておくと、「使い方を間違えなければ」ということになる。 まず、…

特定秘密保護法案について

この法案がどんなもんなのか、詳しくは知らない。 ネットではわりと反対の声が多く上がっているように感じるのだが、政治に関心のない一般的な人はどのように感じているのだろうか? この前、テレビでの報道を見たけれど、このことについては、テレビの報道…

逆行共産主義化する日本

日本は、現在、「逆行共産主義化」とでも言える状況になっているのではないか。 取り敢えず、「共産主義」が何であったかについてだけ、私の理解する範囲で簡単に説明したいと思う。 共産主義とは、マルクスとエンゲルスによって、フランスやドイツを中心に…

シリア・この問題は安易なものではない

日本の立場からすれば、確かに、シリア問題は、さほど急務ではない。深刻度もさほどない。 それは、日本のエネルーギー源が、シリア側を通って来ていないからである。 逆に、こういった問題が、イラクやイランで起きていたら、石油価格がすごい不安定になる…

国連事務総長・パンギムン発言・重要なのは言っても大丈夫な立場になっていることに気がつくこと

国連事務総長の潘基文(パンギムン)氏が、あからさまに日本の内政を批判するようなことを公言したらしい。産経新聞の記事が、こちらのブログに残っていました http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-1329.htmlこの記事を見ると、 「事務総長、やっち…

今回の解散時期

今回の解散時期は、どう考えても民主党にとって不利であった。だから、私としても意味が分からなかった。 そしてその「不利な解散」は、あろうことか、最も不利を受けるはずの民主党党首である野田氏から発せられたわけである。 なぜ、最も不利になると一番…

党首討論を見て

ニュースステーションでやっていた党首討論を見た。 いや…、わからんよ。 ということだ。 要は、党が乱立し過ぎていて、しかもその党ごとそれぞれにもっともな言い分があるから、ほとんどの人が意味が分からないと思う。私も意味がわからない。どの党がいい…

自民党政策検討

自民党政権公約 http://special.jimin.jp/political_promise/index.html?tg=revi 自民党憲法草案(自民党側の言い分及び自民党の憲法草案原文、原文はかなり下の方に対照表として掲載されている) http://www.jimin.jp/policy/pamphlet/pdf/kenpou_qa.pdf 自…

推測・野田首相の気持ち

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36555 私の見解としても、このブログの意見とほぼ一致している。 ただひとつだけ、この言葉を付け加えたい。 「功言は徳を乱る、小を忍ばざればすなわち大謀を乱る」(論語 衛霊公第十五より) もちろん日本のためとは…

読みが外れた

どうも、テレビを見る限りだと、もう既にあさって解散の方向で間違いないようだ。 何を読み違えていたのかはわからないけど、一番の理由は党内が私の予想以上に結託していないということのように思う。衆議院での過半数があと三つという状況で、離党の話もち…

総選挙の予想

いつものように先に発表しておかないと予想にならないので、かなり早い段階ではあるのだけど、先に予想しておこうではないか。 本当は選挙区とか、議員数とか、選挙法がどう変わるのかを少し詳しく調べれば、相当に精密な予想もできると思うのだけど、ここは…

誰もかれも批判の先を間違えている

民主主義なるものは、自身が自身を治めて、自身が自身の独立を保って、自身が自身に尊厳を持ち、そうして社会を形作っているものである。 思い通りに行かないこと、例えば、商売がうまくいかないことを、安易に政府の責に帰して、そうして彼ばかり批判するこ…