占いの話(SS-4の運命を占ってみた)

まずは事の経緯から説明しないとならないのだけど、前から言っているように、私はkindle(アマゾンの電子書籍)を売ろうかなと思っている。

それで、キンドルのロイヤリティは、売値の35%か70%ということになっている。けれど、アマゾンはあくまでもアメリカの企業であるから、ただ登録しただけだと、そのロイヤリティからさらにアメリカに30%の所得税源泉徴収されてしまう。

でもガックリしなくてもいい。アメリカと日本には条約があって、所得一千万円(だったかは憶えてないけど、一人では到底稼げないような額)までなら、「申請のみ」で免税されるのだ。

こういったわけで、先日、「事業の実態」を作り、申請を名実ともに本物のものとするために日本で開業届とかを出した。(実際は開業届けなくても大丈夫かと思うが、なんか細かい調査が入ったら日本の税務署も通してないと、不都合が生じるかもしれない程度の話)

この申請書(SS-4)を6月9日にFaxでアメリカに出しておいたのだけど、なかなか返信がない。

ネットを調べてみると、だいたい3週間後に申請が通って、Faxによる返信があるということなのだけど、3週間後の6月末日を過ぎても何の音沙汰もない。

ただ、うちのFaxは20年位前のものだ。次第に「ちゃんと届いていたのかどうか?」さえ怪しく思えて、心配になってきた。一応、こちらのFax番号は書いておいたけど、こちらにFaxが届かないのかもしれない。

しかも相手はアメリカ。電話なら英語が必須。しかも、向こうの昼間はこちらの夜中。とてもじゃないけど、電話で問い合わせることはできない。

「ああ、困ったな」
「ああ、こんなことなら、コンビニでFax送っておけば良かった」
「他の方法はないだろうか」
「心配しているのも時間の無駄だ」

そのときだった。「ああ、占いしてみよ」と思ったのだ。

そこで、「自分の送ったFaxの申請書がアメリカでどうなっているか?」と、卦を出してみた。

すると、山風蟲の六五というのが出た。

山風蟲は、恋愛相談なら「八割型で、相手の浮気か完全な別れ」というある意味最悪の卦である。
というのも、山から吹き下ろす風が外界を破壊するという象だからだ。またl::ll:という卦の形から、皿の上の食べ物の真ん中が中空になり、虫に食われるという象でもある。
(顔を横にして左が上になるように見て頂くとわかるかもしれない。l::ll:のうちl::lが虫の湧いた食べ物、l:が皿。)
とにかく、このように物事が壊乱腐敗するのがこの象の意味だ。

しかし、物事の壊乱は、次の新しい建設を暗示している。例えば、ドイツではナチスがなくなったことによって現政権が生まれたし、織田信長が死んだことによって徳川三百年の平和の土台ができた。だから、この象には、「物事はうまくいきます。思い切ったことをしても大丈夫です。しかし丁寧に事に当たらなければなりません」と書かれている。

説明するのが面倒くさいので割愛するけど、六五だから、それに付け加えて、「父の失敗をうまくつくろう。誉れを受けるだろう。」ということになる。

「そういえば、うちのFaxが壊れているかどうか、丁寧に確認しなかった…。父親の買ったFax機をしっかり点検しなかった。駄目ってことか〜」

少しだけそう思った。

しかし、占いの問が「申請書がどうなったか?」なのだ。「申請がどうなったか?」ではない。だから、私はこの占いをこのように読んだ。
「申請書はシュレッダーにかかりました。そして、丁寧な扱いを受けていました。申請書を書いたあなたに少しミスはありましたが、なんとかなりました」

つまり、「申請は大成功している」という占い結果が得られたわけだ。

この読みにかなり自信はあったし、かなり安心した。
しかし、所詮は占い。
「あと半月待っても駄目だったら、コンビニのFaxから再送信しよう」と思っていた。

そしたら、昨日(7/8)、申請が滞りなくできたことを知らせるエアーメールが届いていた。エアーメールは申請がうまくいったら必ず届くことになっている。不備があっても届くらしい。けれど、中身を確認したら、申請ができましたよと書かれていたので、占い通りに申請は大成功だったわけだ。また、エアーメールが届くまでの期間は、一週間から10日ということで、占いをした日、「申請書」は間違いなく私の予測したような状態にあったと思われる。

ここまで読むと、「占いって当たるんだ」とか、「そんなの偶然」とかいろいろ思う人もいるだろうと思う。けど、今回の占いに限って言えば、「一発一中」つまりは「百発百中」なのだ。これはあまりにもな屁理屈かもしれないけど、実際に、人相手に占いして、その人が「なぜ、話してもいなことが分かるの?」となることは百回以上経験してきた。占いは「読み」さえ間違えなければ必ず当たるのだ。

しかし、私は占いを基本的に封印している。というのも、ほとんどのことは、考えたり、誰かに聞いたりすれば分かることだからである。「考えたり聞いたりすれば分かることに占いを使ってはならない」 

これは、例えば、「空手に先手なし」(どれだけ鍛えても、空手が武道である以上、その力を無闇に使ってはならないという教え)みたいなものだ。

結局、今回はこの原則をしっかり守り、「どうしようもないから仕方なく占いを使った」から占いが当たったんだと思う。

まとめ

「占いは、当たりますが、頼るものではありません」
「占いで、安心することはできますが、現実を確定することはできません」
アメリカの税務署への申請ができました」(自慢)

ということが言いたい日記でした。チャンチャン。