TPPの是非はともかくとして
私が思うに、TPPの是非はともかくとして、TPP導入とともに一番恐れるべきことは、アメリカからの金融商品の輸入であると思う。
他にもいろいろ弊害や注意すべき点はあるだろうけど、絶対にアメリカに勝ち目があって、さらに、アメリカ政府のロビー活動において圧迫が一番高いのは、間違いなくウォール街からのものだと思うからだ。
それに、そもそも、アメリカの農業従事者は1%も居ないそうではないか。数と額から言っても、農業でのメリットなんて最初から考慮していない。あと、アメリカのデメリット、つまり、日本車が入ってくることを越えるメリットがあるはずなのであるけれど、それを考えると、この金融商品か、弁護士関係の事しか思い浮かばない。とにかく、農業でのメリットとデメリットなどは、日本の国益云々で議題になるほどのことではないと思う。
映画のインサイドジョブを見たけれど、日本がアメリカの金融商品に野ざらしにされたら大変なことになると思う。
農業ははっきり言って、おまけに過ぎないというか、おとりでしかなくて、日本人は、目に見えて分かりやすい「農業の衰退」という、このおとりに釣られて踊らされているに過ぎないと思う。
このレベルの高い風刺動画を見て欲しい。
http://www.youtube.com/watch?v=-65T-ZqINwI&list=HL1364908618&feature=mh_lolz
アメリカでは、こんな感じに経済に対する知識が一般人でも高いことが予測されるのである。そういった人達相手に開発された金融商品が、TPPによって一気に日本に流れてきたら、なんの知識もない日本人なんて「カモ」でしかない。案外、JAも農業の方でなくて、共済の方の売り上げのためにTPPに反対しているのかもしれないとも思う。
まあ、参加するより仕方ないし決まったみたいだから、議会と内閣と官僚は、このへんのことで大損をこかないように、国益を守るように、おとりに釣られずにしっかりと議論を進めてもらいたい。