古代ギリシアの同性愛について

 どうしても、この同性愛にていてのことが、納得いかないというか、気になると言うか、のため、これに関する私なりの考察をここに記しておきたいと思う。

 まず、私が読んだソクラテス関係の本からして、モノホンの同性愛者かバイセクシャルだったと思われる人間は、

クリトンの息子の「クリトブーロス」とあと「プラトン

であろうと思われる。

 他の人達は、人間としての常識的な範囲内で、というか、まわりにそういった風潮があったから、つられて男性にも好色を示すような気風があっただけと思われる。さらに言うなれば、「ソークラテースの思い出」の中には、ソクラテスが「男を女の代わりにすることによってその欲望を満たすなどと云々」という表現があって、あくまで社会での前提は「女の代わり」だったと思われる。これは、現在のように避妊具が無かった古代社会において、そいうったことをするような人が必然的に現れていたといったような事情があったのだと思う。「ソークラテースの思い出」の中にも、ソクラテスが「美少年の美を云々」と言っている部分がある。しかし、これは捉え方次第では、好色のことを示しているわけではないし、後の世で日本の僧侶界みたいなところが、自分達の同性愛行為を肯定していくために写本の際に書き換えて行った可能性もある。

 しかし、プラトンの作品は、どうしても、そういった解釈をできない部分がある。それはプラトンが異常だったのだと思う。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%86%E9%81%93

文化としての受け入れという考え方において、まだ余考ありと言える。