私の描いた抽象画3

信仰



絵の方が表現しやすいということに気が付いてしまった。

私の場合だと、抽象的なことを、かなり抽象的に理解しているので、抽象画でそのことを表現した方が、言葉でながながと細かく説明するより、端的に表現できることに気がついてしまった。まあ、見た人が意味を理解するかどうかは、見た人の感性にもよるだろうし、100%とは言えない。まあ、「あ、こんなもんかな」と思う人が一人でも居ればいい方かなと思う。言葉だと厳密さのある半面で、難解になりやすいという欠点がある。絵だと、かなりダイレクトに感性としての表現をできる半面で、理解できない人には全く理解できないかもしれないという欠点がある。

今、「ダライラマエスを語る」という本を読んでいるのだけど、とにかく「信仰」ということに対しての理解が素晴らしい。信仰とはこういうものなのか、ということ、また、執筆している人の信仰への真摯さがすごく伝わってくる。キリスト教の神がそこまで崇高なものだったとは思っていなかったので、非常な感銘を受けている。神性というのも、理解する人次第で、崇高なものにもなるし、普通のものにもなる。というキリスト教の奥深さのようなものを感じた。それで、今私の感じている信仰を抽象画にするとこんな感じだというのが、この絵である。