李牧について

 週刊ヤングジャンプで連載されているキングダムというマンガは面白い。始皇帝春秋戦国時代を統一する辺りの歴史が、戦争を通して描かれている。主人公は、信という少年で、後の李信将軍と思われる。

http://youngjump.jp/manga/kingdom/

 このマンガの中で、趙、つまり敵国の将として出てくる李牧という人物が、すごいかっこいい人物として描かれている。今日、なんとなく、この李牧について調べてみたら、とても切ない気持になった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E7%89%A7

 このwikiを見てもらうと分かるのだけど、なんとも切ない。マンガにも描かれている通り相当な人物であったことは間違いないだろう。

 辺境守備でまわりの声を気にせず、淡々と職務を遂行していたのであろう。最後讒言に合ったときのことも、思い浮かべるだけで切なくなる。能力の高すぎる人、非常の人というのは、時としてこういった処遇にもあってしまうのだろう。そして、こういう人物に限って野心などは無いものであるとも思う。


来年(H.25正月)くらいから、孫子の現代語訳を連載する予定です。こうご期待!(→荀子にしました)