第五話 禁じられた遊び

今までのあらすじ

先週の日曜日に、クリックしても画面が次に進まず、シャットダウンもできなくなり、ネットのつながりも不安定になった。
パソコンが壊れたと思い、パソコンを分解したりして掃除をした。それでもイマイチなのでパソコンメーカーのサポートセンターに電話する。
そのとき、マウスのクリックの部分が壊れていることに気が付き、マウスを取り替えて、外付けハードディスクにデータを一括移動する。
その後、リカバリを行うも、インターネットに問題が残る。
しかし、インターネット以外は何も問題なく使えるため、古いパソコンを復活させて、それをインターネット用にして、その壊れたと思われるデスクトップパソコンは、オフラインをメインで使おうと考え始める。
そうして、古いパソコンの復活に成功し、安堵感のうちにその日の夜を迎えることとなった。
その後、ノートパソコンでネット接続を試みるも、これもインターネットに接続できない。
以前の経験から、NTTに電話してみると回線には問題はないらしい。
「インターネット 接続 不安定」で検索をすると、ウィルスの可能性があるとのことであった。
ウィルス検索ソフトを最新版にするとき、いつも同じ所でダウンロードが止まっていたこともあり、不審に思い、ウィルス検索ソフトを起動すると、果たして、「is a backdoor」というウィルスが検出される。
しかも、ウィルス検索ソフトで駆除できないという最悪の状況になった。


だが、対処法がないわけではない。そもそも、リカバリを「同一ハードディスク内」のデータで行っているから、ウィルスの可能性があるわけなのである。だから、CDを使ってリカバリを行えば、なんの問題もないはずなのである。

このときに、ある思い出が思い出された。そのある思い出というのは、このリカバリCDのことである。デルの比較的新しいパソコンは、リカバリCDがついておらず、自分で作らなければならない。しかし、このリカバリディスクを作る案内では、フラッシュメモリ、若しくはブルーレイディスクを用意せよ、というような文章が出てくる。

私は、データ収集の趣味はないから、フラッシュメモリも、ブルーレイディスクも持っていなくて、しかも、わざわざブルーレイディスクを買ってきたのに、「このメディアは適切ではありません」という言葉が出て、「じゃあ、何でやればいいんや?」と、デルシステムに不平を感じて以来、ついごく最近まで、このリカバリディスクを作らなかった。三年ほど前のパソコンなので、難しいプログラムを使わない私としては、計算が遅いと感じたこともなく、「こんないいパソコンが壊れるはずない」とタカをくくっていたのである。

しかし、何を思ったのか、数カ月前に、リカバリディスクをなんとしてでも作っておく必要性を感じて、普通のCDでリカバリディスクを作っていたのだった。案内には、普通のCDのことは出なくて、ダメ元で入れたような記憶がある。これが、今回、パソコン復活の生命線となった。(リカバリディスクの必要ない機種で、リカバリディスクを作っていない人には、リカバリディスクをなんとしてでも作ることを、強くお勧めします。)

こういったわけで、すぐにCDによるリカバリの方法を調べて、それを実践することとなった。また、ネット接続自体がおかしいのか調べるために、有線でネット接続できる位置にパソコン自体を移動して、この処理を行うことにした。

リカバリを行った直後、すぐに有線接続でウィルスソフトの最新版をダウンロードして入手し、またインストールも無事に行うことができた。それができたら、すぐにウィンドウズをアップデートすることにした。ウィンドウズのアップデートを済ませて、ウィルスソフトを起動してみる。

テレレレ レーレーレー(ドラクエネタ)

しんぷ
パソコンののろいはとけました

「よっしゃーーー」

こうして、最後に、無線親機から近い位置で無線接続を試みた。これは無線親機が壊れている可能性を再度検証するためである。Flash Player、グーグル言語ソフトなどをダウンロードしたが、何の問題もなく、インストールできた。このときに、検証も踏まえて、パソコンが壊れた3で「治ったぽい」ということを記事にしたのだった。

これで問題ないはずである。

そうして、パソコンを再度もとの位置である自室に戻し、無線接続によって、インタネットをやってみた。

すると結果は、









テトテトテテテ テレーレ

パソコンは壊れています。


おわり…


ということで、現在も、まだネット接続がたまに切れるような状況だ。可能性としては、1.無線電波が他の電波の干渉などで不安定になった 2.NTTの機器が壊れているか回線に問題がある 3.パソコンの電波解析に関する部品だけ微妙に壊れている の3つの可能性でどれかということになる。

だけど、しばらくはもうこのままでいいや。と思い始めた。たまにネット接続が切れるおかげで、パソコンの前で漫然としている時間が減り、読書などが進むようになったのだ。不便といえば、その読書による成果をネットに晒すのが億劫になったことくらいである。

ただ、NTTに非があるのだけは(契約金も払っているし)納得がいかないので、それだけは再度検証してみようと思っている。ちなみに、ネットが切れた時に、トラブルシューティングを行ってみたところ、「インターネットからのネットトラフィックを受信できません」という結果が表示されるので、NTTの可能性が最も高いであろうと思う。

あと、もう一つ付け加えないとならないことは、ウィルスには実は感染していなかった可能性がある。ということである。というのも、一回目にウイルスソフトで「感染」が分かったとき、ウィルスソフトが最新でないのに、ウィンドウズアップデートを行っていたからである。

つまり、ウィンドウズの新しいシステムを認識しない古いウィルス検索システムで、新しいシステムを検査していたのである。

これを例えるなら、秘密保護法が執行されているのに、それをしっかりと読まず、昔の慣習に従って現在の業務のやり方を監督するようなものである。秘密保護法の元では最も早い適切なやり方も、昔のやり方を基準にして検査すれば、業務の無駄が多く摘発されることになるだろう。

なぜなら、「昔のやり方のほうが余計なことがなくて早かった」のだから。つまり、昔のやり方では違反となるウイルスも、秘密保護法の元では列記とした正常なシステムとなり得るのである。

個人的には、秘密保護法が、直下な有害ウィルスだとは思っていないが、この調子で自民党政権が長続きするようなら、秘密保護法がバックドアー(裏口)になる可能性はあるだろう、と思っている。

(最後は少しひねったユーモアにしました、というか、あまりにもうまくまとめることができて、我ながら驚いております)

ほんとに終わり…


まとめ
http://d.hatena.ne.jp/keigossa/20131218/1387376324