歩き瞑想をしていて

今日、歩き瞑想をいていて、また気が付いたことがあった。

目標を定めると、緊張感や集中力を出すきっかけにはなるのだけど、やはり瞑想としてはイマイチになるということである。

私には、先生が居ないから、なんとか自力でがんばって、何とか自分で工夫するしかない。

だから、前半だけ目標を定めて歩き、後半は目標を定めずに、その余っている部分の精神力を、さらに自分の五感に注ぎ込むことにしてみた。どういうことかと言うと、足を動かすことや肌で感じることや聞こえることや見えることに、それぞれ1づつ力を注ぎ込んでいたのを、2づつにしてみた感じである。だから、前半で緊張感を出して集中力を高め、後半では、その集中力を契機として、なるべく力を専一にしてみるということである。

漠然とした表現しかできないのは、それが事実そうなのか、自分では判別しにくいからである。

ただ、間違いなく言えることは、歩き瞑想を始めたころ(三年くらい前か)に比べると、瞑想状態に入りにくくなっているということである。これは、精神力が増幅したことがその理由で違いないと思っている。というのも、以前よりも明らかに感じていることの範囲が広いからである。感じていることの範囲が広くて細部まで感じているのに、集中できないということは、集中力が減ったというより、集中させるべきものが増えたことによると考えた方が適当であろう。