あけましておめでとうございます


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去年の抱負は大学からとって「日新月歩年達」ということだった。

今年は中庸からとって「中庸致和」(ちゅうようちか)とすることにした。

以下中庸より抜粋

偏らざるをこれ中と謂い、易(か)わらざるをこれ庸と謂う。
(偏らないことを「中」といって、根本は変わらないことを「庸」という)

喜怒哀楽のいまだ発せざる、これを中と謂う。発して皆節に中(あた)る、これを和(か)と謂う。中は天下の大本なり。和は天下の達道なり。中和を致して、天地を位し、万物育す。
(喜怒哀楽といった感情が発せらる前の安定した状態を「中」という。そして、それが発せられても偏らず、ほどよいところを得ていることを「和」いう。「中」は天下万物で普遍的な根本である。「和」とは天下万物の達してくるところの(よりどころとする)道である。中和を「致」して、天地は正しい位置を占め、万物も育つことができる。)

「中」「庸」「和」についてはこの現代語訳に意味が書かれているけど、「致」については少し補てんが必要と思う。「致」とは、目標を定めて進むことである。がむしゃらに無極と無窮を求めるかのようにすることとは違って、止まるところを知ってそこに止まることである。ときにはこれを過ぎ、ときにはこれに及ばず、進む時もあれば退くときもある。だから、「致す」のである。

この中でも特に、和に力点をおいて、「致和」とした。だから、「中庸致和」とは「偏らず変わらずほどよい和合に居るようにする」という意味になる。