総選挙の予想

いつものように先に発表しておかないと予想にならないので、かなり早い段階ではあるのだけど、先に予想しておこうではないか。

本当は選挙区とか、議員数とか、選挙法がどう変わるのかを少し詳しく調べれば、相当に精密な予想もできると思うのだけど、ここは敢えてそれをせずに、大まかな予想を発表しておこうと思う。

まず、民主党は意外と善戦すると思う。その理由としては、結局、現在の一番の問題は政治離れなのであって、維新にしろ石原にしろ、そういった新興勢力がいかにお茶の間の話題をかっさらったからと言って、それを見ている人たちは、結局それをショーとしてしか見ていない。だから、結局選挙に行かない人達は、結局選挙に行かなくて、選挙率は高くても前回の衆院選と同じ、確か60%だったと思うが、程度だと思う。すると、選挙で選ばれる政党は自ずと消去法で選ばれた政党となる。つまり、維新にしろ石原にしろ、決して「期待」されているわけではなく、消去法で、民主党駄目、自民党駄目、共産党駄目、公明党駄目、じゃあ、「仕方ないから維新か石原に投票しようかな?」あくまで、この疑問符の状態なのである。

すると、ここで功を奏してくるのが「どじょう戦法」で、政治と自分の生活を連結させて政治に関心を持っている層に、地道な努力、テレビ以外の活動で迫ろうとする民主党に、意外や意外にも票が集まると思われる。この基盤を固める目的がひとつで、解散をしようとしないのだ。しかも、野田首相はなかなか礼に適った対応を常にしていて、この解散云々でイメージダウンを図る野党を、逆に、イメージダウンさせるような状況になっている。だから、イメージ合戦は与野党合戦では一進一退、というか、結局日本全体で見れば、政治不信を余計に招く状況になっている。だから余計に地道な活動が際立つわけである。

ただ、これも現時点での趨勢であって、何か事件とかが起きると、予想も変更しないとならないかもしれない。あと、民主党が意外と善戦すると言っても、与党を取れることはないだろう。現在の250議席が、100議席まで減ることは無く、二大政党の一翼を担うくらいの勢力は保てるだろう程度のことではあるのだけど。まあ、普通の予想か…

自民200 維新・石原70 民主150 その他50 残り30は読めない分の変数と言ったところではないか。