(根拠のない)政局予想

 もはや神の領域に到達してしまった私は、別に沢山の情報を収集しなくてもなんとなく未来とか遠くのこととかが読めるようになってきた。(うそです)


 予想は、先に公表しておかないと予想にならないので、今のうちに、今、私が思っている予想を書いておこうと思う。当たったら拍手喝さいでお願いします。


 まあ、根拠という根拠はあまりないんだけど、今までの流れからして、野田政権は次の(二年後の)総選挙までは続くと思う。ここまではほぼ間違いないと思う。(ちなみに私の間違いないは80%の確率でそうなるという意味)まあ、根拠はないと言ったけどそれは半分嘘で半分本当で、根拠はないわけでもない。


 その根拠とは、実務としての政治が荒れ果てていること、が挙げられる。先先のルーピー鳩山政権、先のわからず屋菅政権、さらに震災で、実務としての政治がかなり荒れ果てているように思う。顔とか言うことととか物腰とかから判断すると、野田氏は無難ないぶし銀タイプなので、そういう実務を無難にそつなく、うまいことこなすと思う。そうすると、滞っていたものがいろいろとうまくいき出すので不満が出にくい、すると別に今のままがいいじゃんとみんな思うであろう。実に安直な推測だけど、それだけの理由でそうであると思う。さらに言うなれば、まだ、流れ的に日本は「破局のとき」ではないので、ここで鳩山氏や菅氏のような突飛なタイプの人は総理にはならないと思う。ここでそうゆう人がくると、たぶん「プチ破局」が訪れると思う。でも、日本はあと10年〜50年後に大きく破局すると思うので、それまでは「プチ破局」はないと思う。まあ、この辺の流れまで読みだすと、ほとんどの人が「まゆつば」すると思うけど。


 それで、次の選挙後も野田政権が続くのかどうか、ということだけど、それは「大連立をどれだけ早くできるかどうか」にかかっていると思う。早ければ早いほど長続きする可能性が高い。もしも、遅くなると、それだけ早く自民党が動き出すからだ。いかに早く大連立できるかが、野田政権長期化のカギになってくると思う。それで、野田氏の党内人事を見てみると、なかなかいぶし銀的で無難なことをしていると思う。早く党内を固めて早く大連立しようという気持ちが見て取れるのではないか。しかも、このような人事をしてくるということは、自分にそれを、そのエサと方法で抑えきるだけの力があると踏んでいると思う。やっぱりなかなか無難なタイプと思う。


 それで、大連立できるかどうかだけど、それは分からない。これからの野田氏次第でどうなるか、と言ったところと思う。ただ、ひとつ言っとくと、如何に大連立して野田政権が長期化しようが、日本の政治は目に見えてよくならないし、政治不信も回復しないということだ。さらに言うなれば経済も好景気にはならない。今、日本がそうなっているのは、もっと大きな時代の流れでそうなっているのであって、総理大臣が誰になろうが、なるまいが、政治が安定しようがしまいが、関係ないのである。現状維持で最大の勝ちで、もしも、現状維持できれば、政治としてはかなりよくやっていると評価されるべきだろう。そして、もしも大連立が成功して「パクス・ノダーナ」が築かれると、むしろそのあとの比較的急激な下落の方が怖い。と、私の大局眼からは見える。