大丈夫なのだろうか?
今日、偶然にも、国会中継をラジオで聞いたのだけど、そのときにちょうど「現在の株の値上がりが年金資金の融資による影響だ」との答弁のところだった。
質問者、細野氏だったと思う、によると、仮に、年金の資金が株に回っていないと、株が値下がりしているのが本来の株の値動きらしいではないか。
確かに、株ならば配当金が入るから、普通に融資するよりも収入があるはずである。
しかし、一連の答弁にもあったように、買っている株が「本来なら値下がりするはずの株」だと、話は変わってくる。
そもそも、株は市場で取引されているのだから、「値下がりするはずの株」とは、資本家たちが「買うと損する」と思っている株のことなのだ。資本家の判断が正しいとするならば、年金の資金は結果的に減ることになる。
とはいえ、そもそも資本家の「目先の利益を追う投機のための株取引」と「投機を目的としたその銘柄を買おうという動機」などはあてにならないとは思う。だから、年金の資金を株で運用することは、資産を増やすという観点から本当は正しいのかもしれない。
だから、株の運用が年金にとってプラスと出るのか、マイナスと出るのかは、フィフティフィフティくらいなのかもしれない。
けれども、答弁者である安部首相と塩野氏は、明らかにまごついた返答をしていた。
「大丈夫なのだろうか?」
としか言えない。
確固とした事実から一つだけ言えることは、信用して預けたはずのお金が博打に使われているとしたらどうなのか?ということだけである。博打とは、例えば賭け事のようなもので、「確実でない方法でお金を増やそうとすること」である。
もう一度言おう。
「本当に、大丈夫なのだろうか?」
あと、
「このことを知っている人は、どのくらい“しか”いないのだろうか?」