占いが当たる時と当たらない時

 この間、久しぶりに占いをしてあげたのだけど、少し面白いことに気がついた。

 まず、私の占いは、現在を知ることであり、決して未来を見るものではないということ、そして、その現在に対応してなんかアドバイス的なことを言うというものであることが前提条件である。

 その前提条件内で、占い自体は絶対当たる。なぜなら、万有引力の法則が地球と月を規則正しく動かして、その現象を私たちが予測通りに観測できるのと同じように、遇機の法則は事象を端的に示して、その人の現在を卦象に写し出すからだ。このことについては、もう私の中では確定していることで、私にとっては、夜明けを観測した後には日暮れを観測するのと同じくらい当たり前のことである。

 そうゆう前提条件の中で、占いが当たらない場合。というのが存在する。それは、占いをする人がその写しだされた卦象をしっかりと読み取れなかった場合である。例えば、夜明けと日暮れの時間を時計なしで観測している人が、雨が降っていて夜明けをしっかりと観測できず、器具や準備も不十分で日暮れの時間の観測もままならぬような場合である。次に、相談者が自分の状況を理解していない場合である。太陽は、地球からは一定して同じ位置にいて、地球の例えば日本に住んでいる人が自分をどのように見ているのかということは実感しにくい。こういった理由で、相談者自身が自分の置かれている立場をしっかりと理解していない場合だ。

 なので、占いをする人にしっかりと卦象を読み取る能力があること。次に、相談者が自分の置かれている立場をしっかりと理解していることが占いの当たる確率が上がる条件となる。そのため、相談者が、そこのとについて「大きく苦しめられている場合」や「とても強い願望がある場合」でかつ「そのことに向き合っている場合」が一番占いが当たる確率が上がるということに気がついた。