BBCworldを読んでいて プロパガンダとか

 BBCは、日本よりも、プロパガンダが露骨のように思う。というか、利害関係がはっきりでいている。
 まあ、最近韓非子を読んでいることや、私が恐ろしく疑い深い人間であるということや、私がこういった謀略を直接的によく見ているということが影響しているとは思う。あと、もう一つは、日本の微かなこういうプロパガンダ報道に注視してることも、結構大きい要因だろう。

 というのも、日本は、日本自体のプロパガンダが無い。欧米か、中国か、韓国か、その辺りの工作員が、しのぎを削ってプロパガンダをするので、どんな利害からそのような報道がされるのかとか、その報道が為されているのか見抜きにくい。これに対してBBCだと、自国(イギリス)か、欧米諸国だとすぐに察しが付く。だから、その報道がどのような利害関係から、どのような意図で為されているのか、見抜くのがとても容易だ。

 だが、BBCもうまいところがある。先日の日記で、シリアの件について触れたのだけど、そういった一方的なネガキャンとも言える攻勢をかける一方で、ロシアの外務大臣が、シリアで歓迎されているような報道もしている。また、ロシアの意見は、あくまで、「アラブ諸国内での解決」を望むが故の拒否権発動だと報じているところも流石(SIS)だと思う。つまり、私ほどの変態でないと、この二重の策は見抜けないのだ。どういうことかと言うと、露骨にロシアと中国を報道で攻め続けると、その報道がプロパガンダであることが簡単にばれてしまう。だから、敢えて反対意見や、ロシアや中国を擁護するような意見も載せるのだ。こうすると、あたかも公平に報道をしているように見える。

 だが、とにかく日本の報道の真意を見抜くのは難しい。ただ、最近は、中国や韓国の勢力が強いように思う。アメリカが日本から手を引くような噂もあるし、見捨てられるかもしれないな。私も、日本の国家戦略室に、参謀として招いてもらえないかなw

シリアの件についての記事
http://d.hatena.ne.jp/keigossa/20120207/1328615013