BBCworldを読んでいて 中東情勢とか

 最近、BBCのツイート記事をチェックしている。

 興味の湧いたのだけ、中身の記事も見ている。中身を見ても、正直なところ、ほとんど最後まで記事を読まない。ツイートの英語を理解するだけでも一苦労であるからだ。中身を見た場合も、なるべく直読直解し、わからない単語だけ、反転させてbingで意味をチェックしたり、電子辞書を使って調べたりしている。そんな感じで、24時間分の記事をチェックするのに、約1時間〜2時間かかる。中身の記事を見る割合は、24時間分で5件くらいといったところか。まあ、そうゆう感じで記事をチェックしているのだけど、面白いことに気付いた。軽く面白いことはツイッターでつぶやいている。

 ツイッターではつぶやき切れない面白いことが、中東情勢についてだ。今、シリアで、反政府勢力が弾圧されているらしい。これに国連が介入するかどうかの議決が行われたらしいのだけど、案の定、中国とロシアが拒否権を発動したらしい。このところの、BBCのトップ記事はこれ一点と言っても過言ではない。言うまでも無いけど、西欧諸国はこの拒否権の発動にすごい怒っているとのこと。
 
 それで、この弾圧の記事自体は面白いことでなくて、そこから読みとれるマスメディアの生態が面白いのだ。

 まず、一点目、このことは日本では多く報道されていない。その理由としては、中国の工作員に、中国が不利になるような報道は止められてること。(これは冗談半分だけど間違いなくこういったことはある。イタリアの戦争裁判の件で確信した。)

 二点目は、経済的重要度だ。西欧諸国がシリアへの介入で躍起なるのは、シリアが地中海に面しているからだ。逆に言うと、日本には直接的にあまり関係が無い。シリアは紅海にも、ペルシア湾にも面していないからだ。イランは、ペルシア湾に大きく面しているから、日本にとって死活問題だ。それゆえ、昨日のNHKの昼のニュースでも、イランについては報道された。

 三点目は、プロパガンダ的なやり方がいかにもってところだ。イギリス国民は、このシリア情勢についてなんてあんまり関心を持っていないだろう。なのに、BBCはゴリ押しで関心を持たせようとしている。やり方は説明しなくてもわかると思うけど、かわいそうな子供の写真を載せてみたり、同じような記事を乱発したり、首相や外相の声明を報道したりと、まあ、日本のマスコミのやり方と一緒だ。これが面白い。

 あと、日本の扇動政治家たちに朗報がある。イギリスの大臣が、7年前にスピード違反をして、それを元妻に肩代わりさせたらしいのだ。それが、最近有罪判決を受けたらしい。まあ、日本でもイギリスでも政治家の思いつく謀略は似たようなもんで、やり方も品位も同じようなもんだと言うことだ。あと、ブラジルだったかでも、わいろ関係のスキャンダルで10人くらいの大臣が辞任したらしい。さあ、安心したまえ、煽動政治家諸君、あなたのやっていることは世界でも認められている保身行為なのだよ。(ヴォルテール風の皮肉ユーモアをまねしてみた)